御報告|ミャンマー/ビルマ ご遺骨帰國運動

「ミャンマー少数民族支配地域内の旧日本軍 45,610 柱の遺骨調査」




2013年1月31日
厚生労働省内 記者クラブ

まずは当運動の趣旨と経緯について、共同代表の小島知広師よりのスピーチ。


「井本勝幸さんとのご縁で集まったため、仏教の僧侶が中心となってはおりますが、この運動には宗教・宗派の壁はないと考えております。また、戦地で亡くなった方々の中には神道の方やクリスチャンの方もおられたはずです。宗教・宗派を越えて、多くの皆様とご一緒にこの運動を広げていくことを念願しております。」

続いて、事務局の川原英照師より事業計画についての説明。


川原師は事業計画とともに、昨年他界した戦後ビルマに残り、戦友の遺骨を守り続けたという元・日本兵のエピソードを涙ながらに紹介。当時の記憶を持つ第一世代が失われていく中、一刻も早い調査が待たれる。

貴重な浄財をお寄せいただいた皆様から頂戴したメッセージを林秀穎共同代表が代読。


「亡き戦友のために…」「兄はビルマで戦病死、遺骨はいまだに帰還していません」
この運動は、多くの方々の想いを伝える「祈り」でもある。

UNFC(統一民族連邦評議会)第2書記長・クン・オカー氏より、最新情勢を交えての現地情報。


「過去の歴史から学ぼうとする人々だからこそ、戦後の日本は復興を成しとげ、繁栄することができたのでしょう。60年もの歳月が過ぎてなお、ご遺骨を帰國させるという日本の皆さんの想いに共感いたします。」と全面的に協力する意向を表明。また、インパール作戦の退却ルート上に少数民族支配地域が多く、あちこちで、お年寄りが日本兵と接した記憶を語り伝えていることを紹介してくれた。

タイ日教育開発財団・所長の海老原氏より調査実施についての説明。


当運動の事業としては、厚生労働省による発掘調査の裏づけになるための基礎調査を行う。厚労省が用意したシートの英訳・ビルマ語訳を作成し、UNFCを通じて各団体に配布済み。すでに数ヶ所では調査が開始されている。また、同時に残留日本人の所在情報を集める。

その後は質疑応答で、約1時間半にわたる記者会見は終了した。


文責:林 孝瑞
写真提供:佐佐木 澪